三田皮フ科クリニック
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アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎について

アトピー性皮膚炎は、乳幼児から高齢の方まで幅広い年齢層にみられる慢性的な皮膚疾患です。乳幼児期に発症することも多く、症状の出方には個人差があります。

軽症の方が多い一方で、一部には症状が強く長引く方もおられます。ごく軽症例まで含めると、日本人の約10人に1人がアトピー性皮膚炎であるとも考えられています。

実際には、ご本人やご家族がアトピー性皮膚炎と気づかないまま過ごしていることも少なくありません。皮膚科専門医の診察ではじめて指摘される方も多くみられます。

当院の治療方針

当院では、標準的な皮膚科治療やアレルギー治療を基本としながら、患者様の症状や体質に応じて漢方薬治療を併用する場合があります。

思春期以降では、ダニ・花粉・カビなどのアレルゲン対策や、黄色ブドウ球菌への対応なども含め、年齢や季節に合わせた治療・生活指導を行っています。

皮膚の状態だけでなく、季節、生活習慣、体調の変化も踏まえながら、無理なく継続できる治療を大切にしています。

年齢による症状の違い

アトピー性皮膚炎は、乳児期・小児期・思春期から成人期にかけて、症状が現れやすい部位や湿疹の特徴が変化していきます。

乳児期

赤ちゃんの時期は、顔や耳を中心とした湿疹が目立ちやすいのが特徴です。

小児期

小児期になると、腕や足、身体にザラザラ・ガサガサとした乾燥性の湿疹が目立つようになります。

思春期~成人

思春期以降になると、小児期の身体の湿疹に加えて、顔の症状が出てくる場合があります。顔の赤みや慢性的なかゆみが強くなることもあります。

どんな時にかゆみがひどくなるのか

アトピー性皮膚炎の基本となる症状は、皮膚の乾燥です。冬になって暖房を使い始めると乾燥が強くなり、症状が悪化しやすくなります。

一方で、夏の暑い時期には汗による刺激が原因で悪化することがあります。汗をかいたままにすると症状が悪くなる場合があるため、夏は朝晩のシャワー浴をおすすめしています。

冬の乾燥に対しては、十分な保湿を行い、乾燥を悪化させないよう入浴習慣を見直すことが大切です。

アレルギーや季節との関係

アトピー性皮膚炎の多くは花粉の影響を受けやすく、中には実際に花粉症の症状を伴う方もおられます。

また、中等症以上の方では、風邪などをきっかけに鼻や喉、気管支、肺の過敏症状が出ることがあり、数は多くありませんが喘息を合併する場合もあります。

このようにアトピー性皮膚炎の診療では、皮膚症状だけでなく、季節、気温、湿度、花粉、食べ物、生理周期、生活習慣など、さまざまな要因を考慮する必要があります。そのため、標準的な皮膚科治療に加えて、花粉症やアレルギーの治療、漢方薬治療の併用が有効な場合があります。

漢方薬治療について

アトピー性皮膚炎では、体質や症状の現れ方に応じて漢方薬を併用することがあります。かゆみの出方、汗のかき方、冷え、睡眠の状態などをふまえて治療を考えていきます。

漢方薬治療では、一時的に症状が改善しても、しばらくして悪化することがあります。その場合には、その時点の症状に合わせて処方の変更を検討することが大切です。

当院では、西洋医学による標準治療を基本としながら、必要に応じて漢方薬を組み合わせることで、よりきめ細かな治療を目指しています。

漢方薬治療についてはこちら

エキシマ光線療法について

アトピー性皮膚炎の難治性皮疹のうち、特に硬くなった痒疹や苔癬化した皮疹に対しては、エキシマ光線治療器「セラビームUV308mini」を使用したターゲット型照射を行っています。

病変部に集中的に照射することで、改善しにくい皮疹に対して治療効果が期待できます。健康保険適応で行える治療です。

セラビームUV308mini

このような方はご相談ください

  • かゆみのある湿疹が長く続いている
  • 季節の変わり目に悪化しやすい
  • 顔や首の赤み、かゆみがつらい
  • 乾燥が強く、保湿しても改善しにくい
  • 花粉症や喘息もあり、あわせて相談したい
  • 標準治療に加えて漢方治療も検討したい
  • 難治性の皮疹に光線療法を受けたい

アトピー性皮膚炎は、年齢や体質、季節によって症状の現れ方が異なります。気になる症状がある場合は、お気軽にご相談ください。

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