アトピー性皮膚炎の漢方治療は 1) 乳児期  2) 小児期  3)成人期 の3つの時期に分けて考える必要があると考えています。時期によって、皮膚症状の現れる部位および皮膚症状に差異があるからです。

乳児期・小児期の漢方治療

1) 乳児期・2) 小児期には胃腸(消化管)のアレルギーである食物アレルギーの合併をみることがあり、 必要に応じて食物制限をしたほうが良い場合もあります。
乳幼児期には、漢方薬のエキス剤は味の点で飲みづらく、食物アレルギーそのものへの漢方薬の効果は残念ながらあまり期待できません。
アトピー性皮膚炎には、アレルギー性鼻炎・アレルギー性結膜炎・喘息などのアトピー疾患を合併したり、花粉症皮膚炎を併発してきたりと季節毎に増悪因子が移り変わるため、漢方薬の治療にも、きめ細かい対応が必要となります。
アトピー性皮膚炎に限らず、皮膚科疾患の治療を行う場合には、 西洋医学的診断を行った上で、病因に基づいた西洋医学的治療を第一にその治療法の効果と副作用を吟味します。
その上で、必要があれば漢方薬の薬理的な治療を選択しています。
アトピー性皮膚炎の多くは、免疫システムが未発達な乳幼児~小児期に発症し、思春期を過ぎたころからおさまってきます。しかし、なかには成人期になっても治らなかったり、 成人になってから発症する場合もあり、これを「成人型」のアトピー性皮膚炎と呼んでいます。

成人期の漢方治療

子供のアトピーは主に関節部分に症状が現れますが、大人のアトピーは顔と首に限局して現れ、重症(重症顔面型)になると皮膚症状は全身に及び、治りにくいのが特徴です。 西洋医学による治療では、ステロイド剤やプロトピックといった免疫抑制剤で痒み(アレルギー症状)を抑え、保湿目的でワセリンなど保湿外用剤を併用する対症療法が一般的です。ステロイド剤は効果が高いのですが、長期使用の場合は使用量やその強さに注意しなければなりません。
標準的な西洋医学的な治療に漢方治療を併用することで徐々にステロイド剤を減らしていき、症状に応じて使用を中止できる場合もあります。

東洋医学的に診断すると、アトピー性皮膚炎の患者さんでは、気血水のうちどれか1つだけではなく「気滞の兆候が強いが、お血・血虚・水毒の傾向も混じっている」といったように、 気血水の乱れが複合的な場合が少なくありません。
また、症状は、季節、体調、ストレス、生理周期などによっても大きく変化します。治癒までの経過が長いアトピー性皮膚炎の漢方治療では、患者さんの状態の変化に注意し、その時々で処方を変えながら治療のゴールを目指していきます。
成人期のアトピー性皮膚炎の場合、入眠障害・夜間覚醒・寒気・就寝時多汗・顔面からの体液の漏出・花粉症の合併など患者さん一人一人で問題となる症状が異なります。それにきめ細かく対応できることが漢方治療の優れた点だと言えます。

はじめて当院へ受診される方へ

当クリニックは、治りにくい皮膚病やアレルギーの病気の患者さんに、「西洋医学的治療」だけではなく、医療用の漢方エキスや生薬を用いた「東洋医学的治療」を行っております。 そのため、多種類の薬剤を調剤する関係上、会計での待ち時間が長くなることがありますので、ご理解頂けますようお願い申し上げます。 尚、診療の受付時間からは、特に以下の時間帯の待ち時間が長くなる傾向がございますので、できれば、以下の時間帯以外での受診をご考慮お願いします。

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三田皮フ科クリニック

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